ヤマ・ソービニオン 2020
北海道で育ったヤマソービニオンを醸造した深いルビー色と口当たりのバランスの良い、ミディアムタイプの赤ワインです。
北海道石狩管内産のワイン用ぶどう「ヤマソービニオン」を100%使用して醸造した日本ワインです。自社ぶどう圃場にて手選別・手収穫した完熟のヤマソービニオンを札幌市手稲区新発寒の醸造所にて除梗し、ステンレスタンクにて醸造しました。
醸し発酵の期間は3週間程。種と皮からのリッチなタンニンを丁寧に引き出しました。熟成は4ヶ月程行いました。山葡萄を親に持つその野趣味のあるスパイシーな味わいをオークの香りでバランスしたワインです。タンニンの渋みと果実味の調和のある味わいに仕上げました。
栽培データ
品種:ヤマソービニオン
品種割合:100%
畑:北海道石狩市八幡農場
収穫日:八幡農場産2020/10/19~22
使用割合:八幡農場産 100%
有効積算温度(2020) :八幡農場 1172℃
収穫時の平均糖度:19.1Brix(平均)
収穫方法:ハンド・ピッキング
醸造データ
発酵・熟成
醸造所内で更に手選別した葡萄を、除梗・セニエ後にステンレスタンクにて、培養酵母で25℃~28℃の温度管理下でパンチングダウンとポンピングオーバーを施しながら、ブドウの色素や良質なタンニンをじっくりと丁寧に抽出。3週間程発酵。アルコール発酵が終わった後プレスし、乳酸菌による後発酵を実施。数回の滓引きを経て、約4ヶ月間熟成。清澄・ろ過を経て瓶詰。
瓶詰め瓶詰め日:2021/2/2、3/23(期間を空けて、追加で1400本程詰口予定)
本数:1400本(750ml)(期間を空けて、追加で1400本程詰口予定)
アルコール:9.3%
酸度:6.0g/L
pH:3.59
テイスティングコメント
山葡萄を親に持つ品種だが、MLFと培養酵母によりややマイルドに酸は抑えられている。山葡萄の茎のニュアンスがややスパイシーな風味を残している。セニエ法により、しっかりと果実の凝縮感を出した一方、赤ワインとしては、やや低めのアルコール度数の造りを選択し、程よい渋と共に飲みやすい印象がある。ミディアムボディ。
フードペアリングとして、味付ジンギスカン、鹿肉等を使ったジビエ料理、ビーフステーキなど。